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保健師として働きたい その希望にお答えできます

【成仁では保健師と看護師を明確に区別して採用】


 過去、保健師といえば行政又は産業へ、そうでなければ看護師として医療機関に就職するので、医療機関に保健師として就職するという道はありませんでした。
 現在、訪問看護・退院指導という分野で、医療機関で働く保健師が増えていますが、やはりこれも看護師としての就職であり、医療機関で保健師が活かされるということはなかったように感じられます。
 しかし、成仁では、医療機関であるにも関わらず保健師が保健師として活かされています。それはなぜでしょうか?また、どのように活かされているのでしょうか?今回は、こうした成仁の取り組みを紹介します。

 

【保健師の活用(病院)~臨床保健師~】

「病院において保健師はどのように活かされるのか。」
これが今回片山の提唱する臨床保健師です。


【臨床保健師の業務】
 病院において保健師が活かされるとは、病院において保健師が本来の保健師業務を行うということです。
では、病院内における本来の保健師業務とは何にあたるのでしょうか。
まず、医師、保健師、看護師の業務をカテゴリ分けして見てみると、下の図のように①から⑦に区分けされます。


3職種の図

 では、これらの業務を、「これは普通医師がやるもの」「これは普通看護師がやるもの」という慣習による先入観を一度取り払って見てみましょう。例えば、④の仕切りや⑥の処遇決定は慣習と先入観によると「これは普通医師がやるもの」となります。しかし、そもそも「医師しか行ってはいけない」と法律に書かれているもの以外は、医師以外がやってもよいはずであり、適性のある者が行えばいいのです。このように「そもそも」という視点で業務割当の可能性を見直した上で、「『医師しか行ってはいけないと法律により規定されているもの』を除いた中で『医師の指示を必要としないもの』すべて」を取り出した、①④⑤⑥が本来の保健師業務になります。そして、この①④⑤⑥に特化する保健師を「臨床保健師」と名付けました。
 (ちなみに、世間で話題になっている「特定看護師」というのは⑦の枠を広げるということでしょう。)


【独立した臨床保健師】
 臨床保健師を導入すると、これまでの主治医の役割を臨床保健師(「主治保健師」)が行うことになります。臨床保健師は、入院可否をトリアージし、処遇決定・治療計画立案の主導権を握り(医師記載が必要な診断書、処方等は医師よりサインをもらう形式をとります。)診断医、処方医、処置医を選択します。ICや記録はすべて臨床保健師が行います。(病名告知など診断に伴うものは診断医が行います。)臨床保健師は完全に独立し、看護師と一線を画した業務になるので、一目で識別できるよう服装も看護師と別になっています。


「保健師の活用」

なぜ成仁では保健師が保健師として活躍できるのか?

 医療法人社団 成仁 理事長 片山成仁は保健師を看護師の代わりとして見てはいなかった。患者の処遇決定や社会復帰促進・他機関連携が欠かせない地域医療においては、保健師が保健師ならではの力を大いに発揮するということを知っていたからである。

  片山が保健師の力を肌身に感じたのは、医局時代、東京大学附属病院のデイホスピタルに勤務していた時である。大学病院であるから、患者は様々な地域から集まってくれるのだが、それだけに、いざ社会復帰の段階になると、それぞれの地域との調整が難しく満足のいく対応をすることができなかった。そんな時片山は、恩師から「地域医療をするなら保健師さんが欠かせない」という助言を受け、保健師と協働するようになった。それから地域調整がみるみる進むようになり保健師の力を実感したという。

  保健師は1人で判断・行動しなければならない業務が多い分、地域連携を重視する。これが地域医療にうってつけなのである。この経験から片山は地域医療に強い保健師を成仁で活用することを決めたのである。

  こうして成仁の保健師は保健師として存分に活かされ、これまで成仁とともに地域と厚い信頼関係を築いてきた。実際、成仁の地域医療は保健師が築いたといっても過言ではないほどである。

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