働きやすいっていうのが成仁の特徴なのかなと思うので、
プライベートを保ちながら、仕事もしたいという方にはぴったり
2022年新卒入職 ACP看護師Oさん
※所属や仕事内容は2022年8月の取材当時のものです。
現在の仕事内容を教えてください
ACP(アセスメント・ケースワーク・プライマリー)の部署で、主にアセスメントとケースワークをしています。他の病院や患者さん、ご家族とのやり取りですとか、退院後にどういったサービスを導入した方が生活しやすくなるかなどを考えながら、患者さんと一緒に早く退院できるように考えつつ、安定した生活が送れるようにお手伝いをしています。
ご家族さんとはどのようなやり取りをされますか?
当院は閉鎖病棟であり、病状によっては医師から面会制限がかかるため、自由に患者さんの様子を知ることができません。面会ができない代わりに日々の患者さんの様子をご家族に電話でお伝えしたりしています。どういう治療をしているのか、どういう症状が改善したのかなどです。また、我々は入院してからの患者さんの状態しか知らないので、入院前の生活がどういうものだったのかとか、病状はどういうものだったのかなど、入院前の情報を確認したりしています。
外部の医療機関とのやり取りはどういった場合に必要になるのでしょうか?
当院からの転院のご相談をする時にやり取りが必要になります。当院は急性期専門の精神科単科病院ですので、急性期を脱した患者さんや積極的な身体治療が必要な患者さんには転院していただくことになります。他にも、前通っていた病院やクリニックなどがあれば病気の経過や治療内容などについて情報提供の依頼をすることがあります。クリニックだけでなく訪問看護ステーションなどともやり取りをしていて、治療に必要な外部からの情報収集をしています。
退院後のサービス調整とはどのようなことをされますか?
一番多いのは医師が患者さん宅に伺って、診察をする訪問診療(往診)の導入をしています。精神科の患者さんは自ら通院することが難しい方もいらっしゃるのですが、通院できないことを理由に退院が長引いてしまうと、どんどん社会機能を失ってしまいますので、そういったサービスを導入して退院の促進を図っています。同様に、訪問看護の導入をしています。また経済的な理由で治療が中断してしまわないように、医療費を軽減することができる自立支援医療の手続きのご案内などをしています。
患者さんとの関わりはありますか?
新人ということもあってか、よく患者さんから話しかけてくれます。外部とのやり取りだけではなく患者さんとの関わりも沢山あります。そこでは、退院後の生活についてお話をしています。他にも、入院生活で困っていること、例えば「ご飯の量を増やしてほしいんだけど」など、ちょっとしたことも含めて話を聞いています。
先輩の指導について教えてください
手厚い指導をしてくれていると感じています。チューターと呼ばれる相談役の先輩はいるのですが、部署全体で指導してくれるという空気感があって、全員が見守ってくれています。私が所属するACP以外にも、ベーシックナースの部署の方々にも指導してもらっていて、技術を教えてくれたりしています。部署全体というよりも看護部全体でというほうが正しいかもしれません。あと先輩が優しい人しかいないので、質問がしやすくて、今話しかけていいのかな?とか、そういう雰囲気もなく、疑問に思ったことをすぐ聞ける環境で学ばせてもらっているのですごくありがたいです。
ワークライフバランスは取れていますか?
自信を持って取れていると言えます。まず家では仕事はしないようにしていまして、気になって、ちょっと仕事のメールを開いたりとかはしちゃうんですけど、家でやるような仕事はないです。病院に来たら仕事をして、帰ったらしっかり休むときっちり分けられています。
1年目がこれでいいのかよく分からないですけど、勤務開始時間の5分から10分前に行くことが多いです。この前、出身の看護専門学校のみんなと話した時に、みんな結構90分前に出勤してるとか、残業2〜3時間当たり前とか、どこもそうなんだなって思いました。でも、成仁病院はそういうことが一切なくて、出勤時間も10分前だし、退勤時間になったら、先輩の方から「もう時間だよ、帰らなくていいの?」って声掛けてくださって、残業するってことがあんまりないですね。あんまりというのは救急とか急変がちょうど交代時間前に入っちゃうと残業することもありますが、滅多にないですね。定時に出勤して定時に帰ることがワークライフバランスに繋がっていると思います。
体を休めるためっていうのもありますが、自分は結構多趣味なので、モチベーションの維持のために趣味を大事にしながら仕事と休みを分けて生活しています。
成仁では、仲の良い同期と休みを合わせてどっかへ行きたいという時に、毎シフト2日まで希望を出すことができる希望休制度があるので、積極的に活用しています。連休は年間で合計10日まで申請することができるので、旅行の計画なども立てやすく満足しています。
仕事をする上で大切にしていることはありますか?
一番自分が大切にしたいなと思うのが患者さんと信頼関係を築くことです。患者さんと対等な関係でいられるように心がけながら患者さんと関わるようにしています。学生のときに、上から目線で医療を提供している方を見たことがあって、そうならないようにしていきたいと思って、対等でいることを大切にしています。
あと、患者さんとの関わり方なんですけど、自分がされて嬉しい対応をしようというのは常に心掛けています。慣れてくると、患者さんへの対応が流れ作業になって、みんなに同じ対応しちゃったりとかもあると思うんですけど、自分が患者さんの立場だったらそういう対応されるのってどうなんだろうって考えまして・・・。やっぱり自分がされて嬉しい看護や対応をずっとしていけたらいいなと、常に心がけていますね。
そのためにどういった工夫をしていますか?
言葉遣いとかもそうなんですけど、私は堅苦しい感じとかがあんまり得意じゃないというか。むしろ閉鎖病棟ということもあって、患者さんも緊張しちゃうと思います。患者さんの年齢もバラバラですし、全員にそういうことをしているわけではないんですけど、ちょっとくだけた話し方をあえてしたりすることもあります。緊張が解けたらいいなと思って。あとは頼まれたことは「すぐ対応するので、その場でお待ちください」というように対応するようにしています。
入職検討中の方へ向けてメッセージをお願いします
やっぱり働きやすいっていうのが成仁の特徴なのかなと思うので、プライベートを保ちながら、仕事もしたいという方にはぴったりなのかなと思います。見学とかもやっていますので、ぜひ一度見に来て欲しいと思います。