(例1)
A先生をB業者より紹介されました。
A先生はご自分の将来についてまだ迷いがありました。
将来の目標により働き方、勤務形態も様々・・・・
いくつかの病院をB業者から紹介してもらっていました。
そして、成仁へ見学・面談に来られました。
後日B業者より連絡があり、「A先生は現在他の病院と成仁で迷っている。結果がでたら連絡します。」との返答が・・・・
ここで大きな誤解が生じています。
A先生が迷われているのは、ご自身の将来について。
業者から紹介された病院を迷われている訳ではございません。
採用する立場からすると、他病院と比較検討されていると受け止めてしまいます。
「初めから当院へ勤務希望の医師」と、「他病院と迷い、当院に決めた医師」とでは、
当然前者の医師を採用します。
(例2)
内科から精神科に転科希望のU先生。K業者を介して紹介頂きました。
U先生ご自身は精神科については未知の世界。
内科での経験を精神科の分野でも活かせれば・・・とのこと。
後日、U先生から質問があり、「研修は2年程で習得できるってほんとですか?」とのこと。
訳を聞くと、「kさんから聞いたのですが、内科の経験があれば、精神科は比較的簡単に習得できると言われたので・・・・」とのこと。
成仁は、急性期精神科病院です。
精神科は簡単ではありません。
内科に比べて楽なものでもありません。
と、いう印象が伝わってしまいます・・・
指導する立場からすると、「精神科は簡単ですよね?」という人と、「精神科は難しいですよね?でも頑張ります!」という人であれば後者の人のほうが教え甲斐があります。
(例3)
「○○病院はI先生に是非きてほしいと言っています。」 「△△病院は勤務も楽で好条件だと言っています。」
と、いう業者・・・・
○○病院も△△病院も、それが地方の人手不足のところであれば、業者さんのいうことに間違いはないでしょう。
しかし、東京23区内で人手もあり、激務でない業務内容が保障されている病院であれば、まずそのようなことを言ってくる病院はありません。
そのような誤解を真に受けてしまうと、医師の激戦区である23区内の病院での勤務は難しくなってしまいます。
「交通の便もよい」、「条件もよい」、「勉強にもなる」・・・ そんなところはありません。
もし、そんなことを言ってくる業者がいる場合は 一旦断ってください。