退院支援 退院前カンファレンス 地域移行 

おはようございます。

相談支援専門員のぽいです。

 

今日は退院前の共同カンファレンスの動画を紹介したいと思います。

ここ最近、東京都では措置入院患者の退院支援ガイドラインがとりまとめられ精神科病院に入院している措置入院患者さんの支援のため入院医療機関と保健所、退院先の医療機関や福祉事業所との連携が強化されています。また、令和2年4月から精神科退院時共同指導なる算定項目も新設され、入院医療機関と退院後の医療機関の連携に力を入れるようになっています。

精神科入院医療機関と退院先の医療機関や地域(保健福祉行政等をひっくるめて)の連携が重要視されるようになっています。

地域移行はその先駆けと読んでもいいかもしれませんね。地域移行を振り返ってみますと地域移行支援はかつて退院促進事業と呼ばれていました。

残念ながらこの退院支援事業(たいそく事業)が地域移行の個別給付となってから退院支援が逆に進まなくなってしまったと言われています。

退院促進事業のよいところは支援を必要とする患者さんのピックアップや退院に向けての動機付けをひっくるめた支援をしていたことでしょうか。これが個別給付に変わると当然ながら本人さんとの契約に基づいて支援が行われるわけです。それによって、地域移行を利用できる方が退院を希望し、地域移行を利用したい!と明確な意思がある方に絞られてしまった。。。と言えます。そうなると、なかなか地域移行支援に結びつきませんね。直接的な退院支援前のお膳立てがなくなってしまったといえます。。。それでいて申請の手間がとても煩雑なうえに妙に時間がかかる、、、病院内で勤務していた立場からすると。。。ごほん

なんか脱線してしまいましたが、、、とはいうものの地域移行はとてもよい支援です。単純に退院支援の手数が増えますし、地域の専門家が迎えにくるわけで退院後の支援もセット。ゆえに地域移行支援に結びつくまでの支援をどの立場の誰がやるのか?がこれからの課題で自治体によっては動き出しているところもチラホラ。。。

まぁ、制度的な課題や問題はあるのでしょうが、自分達でできることはやりつくそうと思います。