認知機能トレーニング

おはようございます。

相談支援専門員のぽいです

今日は認知機能トレーニングのひとつであるNEAR(ニア)を紹介したいと思います。

精神症状は安定しているのに生活を送ることが難しい、、、そんなときは認知機能に問題があるのかもしれません。

精神疾患を患うと幻覚妄想や抑うつなどの精神症状ばかりに目が向きがちですが、注意を払うことが難しい・・・問題解決や計画を立てたり、物事を体系化することが難しい、パッと覚えられないなど・・・『認知機能障害』が問題となっていることが多いことがわかってきています。

そこでNEARの登場です。NEARは認知機能改善を目指すコンピューターセッション(パソコンでやる脳トレのようなイメージ)と言語セッションと呼ばれる少人数グループでのミーティングを組み合わせた治療法です。おおむね1回1時間程度、週2回を3ヶ月程度続けることで効果があらわれます。

精神障害のリハビリの場としてデイケアや就労移行支援などの医療・福祉サービスが活用されていますがどんなリハビリをしているでしょうか?SSTや認知行動療法などをイメージする方も多いかもしれません。

これらの治療法は人間が持つ『認知機能』を用いて社会生活が上手に行えるようなることを目標にしています。つまり、認知機能障害があるとそもそもリハビリを受けること自体が苦痛になりかねず、自分が受けるなんて、、、と敷居が高いと感じる方も多いようです。

リハビリを受ける土台となる認知機能トレーニングとSSTなどをうまく組み合わせることが日常生活を過ごしやすく、また就労に結びつく秘訣かもしれません。

就労移行支援事業所Job庵さんでは、この認知機能トレーニング(NEAR)とSST/心理療法を組み合わせた効果的かつエビデンスのある支援法を取り組んでいます。認知機能をチェックする検査は30分ほどで受けられるそうです。興味のある方はJob庵さんへお問い合わせください!

Job庵北千住さんのHPはこちら!

ちなみにNEARを提供するには専門スキルを備えた認知矯正療法士(CRS)が必要でして、わたくしめもCRSの端くれであります。。。